
私をつくる食。
私をつくる食。
人は食べて生きている、という話。

昨日は蕎麦を食べて、今日はパスタ、明日はラーメン。 何も考えずに、思いつくままに食事をしていたら 健康診断でドクターストップがかかった。 そこで初めて、 自分の健康と向き合う人も多くいるのでは? そうなる前に、食べたものがどう健康をつくるかを きちんと知ることができる今号の「yoff」。 この号で、食事の見直しをしてもらえれば嬉しいです。
私をつくる食。
Feature | 2025.5.24
人は食べて生きている、という話。
昨日は蕎麦を食べて、今日はパスタ、明日はラーメン。
何も考えずに、思いつくままに食事をしていたら
健康診断でドクターストップがかかった。
そこで初めて、
自分の健康と向き合う人も多くいるのでは?
そうなる前に、食べたものがどう健康をつくるかを
きちんと知ることができる今号の「yoff」。
この号で、食事の見直しをしてもらえれば嬉しいです。
The Simple Truth : We Live by Eating.
Yesterday soba, today pasta, tomorrow ramen.
Eating on impulse without much thought,
I got flagged at a health check.
For many people, that’s often the wake-up call.
This issue of yoff will help you understand
how what we eat truly shapes our health—
before it’s too late.
May this issue inspire you to rethink the way you eat.

ミシュランの星が付いている店は東京だけで183店あり、世界最多。
美味しい食事はできるけど、健康的な食事はどうか?
食べ物は口から体内に入り、細胞となり健やかなカラダをつくる。
その一連の流れを追いながら特集ページを組んだ。
すると、ひとつの繋がりが見えてきた。
“私をつくる食” を求めて、心身ともに元気な日々へ。
Tokyo alone has 183 Michelin-starred restaurants, the most in the world.
We know how to eat well—but are we eating healthily?
What we consume becomes our cells and builds our bodies.
This issue follows that journey.
At its heart is a simple idea:
Seeking out “The Food That Shapes Me” for a vibrant body and mind.
昨日の夜に食べたものを忘れるのは、食事がおざなりになっている証拠。農林水産省のホームページには、朝食の欠食率は男女ともに20歳代が最も多く、男性で37.0%、女性で23.5%にもなると書いてある。スーパーマーケットへ行けば、いわゆるレンチン食品が種類も豊富に並び多くの人が手にしている。そしてランチタイムのビジネス街ではコンビニに行列ができている。今の時代、私たちは食を軽んじているのだろうか。
でもテレビをみると相変わらずグルメ番組は人気で、有名タレントたちがあちらこちらの街で美味しいものを頬張っている。町中華やB級グルメ、食べ歩きも人気だし、SNSにもグルメな人たちのグループが多くあり、ラーメン店などの情報をせっせと投稿している。人々は手頃な値段で気兼ねなく、舌と欲望を満たしてくれる食事を求めている。
でもちょっと待って。食べ物は口から入り、カラダに摂りこまれるという当たり前のことを忘れていないだろうか。健康が気になっていたらなおさらだ。
私たちは食べることで生きているという基本的なことを大切にし、広くメッセージしようとしている人がいる。ひとりはモデルでタレントの山内乃理子さん、そしてもうひとりがボディメンテナンスセラピストの久優子さん。山内さんは「お食慈会」という食を楽しむ会を催して、心身を健やかにする料理を友人たちと楽しみながら広めている。久さんは著書やホームページ、テレビ取材などで食べることの大切さを語っている。
おふたりの話は広く、深い。聞いていると、食のありがたさが身にしみてわかる。一食一食を大切にして、メニューをしっかり選んで、慈しみながら食べる。これからは食事の前後に手を合わせて、心の底から「いただきます」と「ごちそうさまでした」がいえる人になりたいと思った。
Forgetting what you ate last night is a sign that meals have become an afterthought. According to Japan’s Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries, in their twenties 37% of men and 23.5% of women skip breakfast. Walk into any supermarket and the shelves are packed with microwave-ready meals, and convenience stores draw long lunchtime crowds. Have we started to take food too lightly?
Yet gourmet shows still thrive on TV, with celebrities happily eating their way through town. Casual Chinese diners, B-grade gourmet eats, and food tours are trending, with foodie groups on social media buzzing about ramen spots and more. People crave affordable, satisfying food—something indulgent, yet guilt-free.
But hold on a second. Have we forgotten the simple truth that food enters our bodies and becomes part of us? If you care about your health, it’s even more important not to overlook this.
Some are working to remind us that eating is central to living. Among them are Noriko Yamauchi, a model and TV personality, and Yuko Hisashi, a body maintenance therapist. Yamauchi organizes Oshokujikai, a meeting to share and enjoy dishes that promote both physical and mental wellness with friends. Hisashi, meanwhile, promotes mindful eating through books, her website, and TV appearances.
Both women speak deeply about the power of food. Their words make you truly appreciate its value. Treasure each meal, choose your dishes carefully, and eat with gratitude. Now, I want to be the kind of person that says “Itadakimasu” and “Gochisosama deshita” from the bottom of my heart.



食を慈しみながら楽しむ「お食慈会」。人はここで、栄養は美味しいことを知る。
Feature | 2025.5.24

モデル・タレント
テレビ東京「なないろ日和」に出演中
仲間が集まり、お喋りと最上の料理を満喫。
そして健康と幸福が訪れる。
Well-Beingという言葉も定着し、健やかな心身をつくる大切さに目覚めた人が多くいる。これは流行ではなく、私たち人間が楽しく生きるために忘れてはいけないこと。そんな思いを自分の生き方として実践し、さらに多くの人に広めているのが山内乃理子さんだ。
「そもそもフェミニンケアの啓蒙活動をし始めていた頃に、やっぱり外からのケアだけではなく、体を作る基本は食だと思ったんです。 その後コロナ禍になり、世の中が止まりました。外出をしなくなったみんなは、家でどんなものを食べているのか気になり、尋ねてみました。すると、カラダにいいとは思えないものを食べていて驚いたんです」。 コロナ禍のなかで、みんな外に出る事に怯え、食事に気をつけるどころではなかった。食の宅配デリバリーが急増したのもこの頃だ。 「家に閉じこもり、ストレスが溜まり、食事の内容も良くなければ不健康になる一方だと思ったのが『お食慈会』を始めるきっかけでした」。
食事会ではなく『お食慈会』。“慈” は仏教で “生命のあるものや人々を幸せにする心” という意味をもつ。「きちんと選別された食材を使うというのが『お食慈会』の基本的な考えです。とてもシンプルですが、みなさんに食べていただくのですから、口に入るものに対しての責任は負うという覚悟はありました」。
多くの人と心身を健やかにする食を楽しむために、以前から知り合いだった立野尚寿シェフに声をかけた。
「立野シェフは大手のレストランにいた方です。そこでは無添加の食材を使いたいという個人の意見が通りません。できなかった食へのこだわりを、ここで実践しませんかとお声がけさせてもらいました」。 健やかな食をつくりたかったシェフがいて、健やかな食を届けたい山内さんがいて、『お食慈会』はスタートした。
「完全に無添加、無農薬にするのは難しい。でも7:3の割合くらいなら、カラダはかなりいい状態に保てるのではないかと考えています。素材の選択は、これまでにご縁のあった生産者の方と直接やりとりしながら仕入れています。ときには生産者の方に『お食慈会』へ来ていただき、ものづくりの大切さを語ってもうこともあります」。
月に2回ほどの頻度で開催される『お食慈会』は5年ほど続いていて、これまでの参加人数も多い。気の置けない仲間たちが集まり、厳選された旬の食材を使った立野シェフの料理を楽しむ。器にも凝り、盛り付けも美しい。これで心身が健やかにならないわけがない。「なにも考えず、心が動かされることもなく食べることは、あまりいい食事ではないと思っています。目の前に出てきたひと皿に存在するストーリーを想像してほしいんです。例えば、蜂蜜ひとつをとっても、どういう人たちがどういう思いでつくっているのかということを受け止め、考えながら食べる。そうすることで食を慈しむことができ、食材や調理へのこだわりが芽生え、結果、心身ともに健やかなになります」。
私たちは生きるために食べる。だとすれば、食べることで健康になるのが当たり前。そんなことを山内さんの『お食慈会』は教えてくれた。
Enjoying Food with Gratitude: Oshokujikai,
where people realize that nutrition can be delicious.
Friends gather, share lively conversation, and savor fine food,
reaping health and happiness.
“Well-being” has taken hold, with more people waking up to the importance of nurturing a healthy body and mind. It’s not a passing trend—it’s something essential we must remember if we want to live joyfully as human beings. Noriko Yamauchi lives this truth and shares it with others.
“I’d planned to start a project around feminine care, but then the pandemic hit and everything stopped. I began asking what people were eating at home, and was shocked by how unhealthy it was.” With fear keeping people indoors, diet took a back seat, and food delivery surged. “Seeing people trapped at home, stressed out, and eating poorly made me realize they would only get unhealthier—and that’s when the idea for Oshokujikai came to me.”
Oshokujikai isn’t just a dinner party. The character “慈” (ji) means “a heart that brings happiness to life”—a concept rooted in Buddhism. ““At its core, Shokujikai is about using thoughtfully chosen ingredients. It’s simple, but because people are eating what we serve them, I feel deeply responsible for what goes into their bodies.”
To create meals that promote health and happiness, Yamauchi turned to Chef Narihisa Tateno, a long-time acquaintance. “He worked at a major restaurant but couldn’t push for additive-free ingredients. So I asked him to bring his food philosophy to Oshokujikai.” A chef who wanted to create healthy meals, and Yamauchi, who wanted to serve them—their collaboration sparked Oshokujikai.
“It’s hard to make everything additive-free and pesticide-free. But I believe that if about 70% of what you eat is clean, your body stays in good shape. We source directly from trusted producers. Sometimes, we even invite them to join our gatherings and share the value of their work.”
Oshokujikai has been held about twice a month for nearly five years, welcoming many participants. Close friends gather to savor Chef Tateno’s dishes made from the finest seasonal ingredients, beautifully plated on carefully chosen tableware. It’s the kind of experience that leaves you rejuvenated in body and mind. “Eating without thought or emotional connection isn’t really eating,” he says. “I want people to imagine the story behind each dish—even something as simple as honey. When you connect with where food comes from, you develop a deeper respect for ingredients, and in turn, nourish both body and soul.”
We eat to live—so eating for health should be second nature.That’s the simple truth Oshokujikai taught me.



栄養をよく噛んで食べて、しっかりと健康な食事を心がける。
Feature | 2025.5.24

久 優子_Yuko Hisashi
ボディメンテナンスサロン「美・Conscious」代表。
⼀般社団法⼈⽇本ホリスティックウェルネス協会 代表理事。
予防医学健康美協会・⽇本リンパセラピスト協会・
⽇本痩⾝医学協会・日本未病プラン協会で認定を受け講師として活動。
未病対策・⾝体のメカニズムやリンパ&⾎液の流れを整える
セルフケアなどの講座も開催。
・Instagram : yukohisashi
・web : https://yhbody.com/
健康を考えるとき、最も大切なのが「食」だと久優子さんはいう。「口から入ったもので、私たちの身体は作られているといっても過言ではありません。つまり口から入ったものが全身に行き渡り、血となり肉となっているのです。」
食への想いが強い久さんも、山内さんの『お食慈会』に参加している。「素材にこだわるだけではなく、素材そのものの栄養が充分に吸収できるよう工夫されている…まさに食を慈しむ会です。」そんな『お食慈会』の前と後では味の感じ方が変わるという。「美味しいものとカラダに良いものは本来イコールなはずなのに、現代ではそうではありません。しょっぱかったり甘かったりと濃い味や添加物が入っているものを美味しいと感じるのが現代人の味覚。もともと私たちの舌のブツブツの中には味蕾と呼ばれるいわばセンサーのような部分があり、味覚を感じ、美味しいと感じる。こういった一連の流れがいまの人は、不調をきたしてるような気がします。それを食材の調理法や食す順番などで唾液の分泌を促し、一旦フラットにして、本来の状態に戻すことができる料理が『お食慈会』で楽しめます」。
Chew well and eat with intention.
For Yuko Hisashi, health starts with food. “It is no exaggeration to say that our bodies are built from what enters our mouths. What we ingest circulates throughout our entire system, becoming our very blood and flesh.”
A firm believer in food’s healing power, Hisashi also participates in Yamauchi’s Oshokujikai. “It’s not just about choosing good ingredients—it’s about preparing them so the body can absorb their nutrients. It’s a gathering that truly honors food.” She says the experience resets your sense of taste. “Delicious and healthy should be the same—but today, many prefer overly salty, sweet, and artificial flavors. Taste buds are like sensors, but for many, they’re out of tune. At Oshokujikai, the way ingredients are prepared and served promotes saliva production, reset the senses, and bring the body back to its natural, healthy state.”




栄養価が高い食材は味も色も濃い。自分で見極めることが大切。




食に関しては山内さんと同様に食材に重きを置く。「有機野菜ってありますよね。最近ではスーパーでも “有機野菜” と書かれたプレートをよく見かけますが、その言葉に惑わされてほしくないんです」。有機野菜は農薬や科学的な肥料を使っていないから安心なのでは?「もちろん、有機野菜が悪いのではありません。ただそこだけではなく、きちんと、葉っぱの状態や色、持ったときの重さや質感、あと生産地や生産者も確認するクセをつけて、自分の目と感覚を磨き、選んでほしいと思っています」。
栄養価の高い素材は食べるとわかると久さんはいう。「トマトでも、リコピンなど栄養が多いものは味が濃く、美味しい。昔の野菜を思い出してください。どれも味がしっかりしていて、手にするとずっしり重さがあった。それと比べて、いまの野菜は貧弱なのが多い」。
味で栄養価をはかることは、舌が不調な現代人ではなかなかできない。「だから『お食慈会』のような場での食事が必要なんです。50代以上の方は昔食べた野菜の味を思い出して、それ以外の方は本当の美味しさに出会える場を見つけて、自分の舌で健康にいい食を見つけられるようになってください」。
Nutrient-rich foods are full of flavor and color—learning to recognize them is essential.
Like Yamauchi, Hisashi puts great importance on ingredients. “You’ve heard of organic vegetables, right? These days, the label is everywhere—but don’t be misled by that alone.” Isn’t organic produce supposed to be safe because it’s grown without chemicals and pesticides? “Sure, there’s nothing wrong with it. But go deeper—look at the leaves, the color, the weight in your hand. Get in the habit of checking where it’s from and who grew it. Train your senses to choose wisely.”
Hisashi says you can tell when ingredients are nutrient-rich—just by eating them. “Take tomatoes—those high in lycopene and other nutrients have rich flavor and taste amazing. Think back to vegetables from the past. They all had strong flavor and felt weighty in the hand. Today’s vegetables often feel weak by comparison.”
When your taste buds are out of tune, it’s hard to judge nutrition by flavor. “That’s why places like Oshokujikai matter. If you’re over 50, it can help you remember how vegetables used to taste.
If you’re younger, it’s a place to discover real flavor—and learn to choose food that truly supports your health.”
土壌を整えて栄養が吸収されやすい、理想の体内環境をつくる。
Feature | 2025.5.24
カラダは全部、繋がっている。健康も全部、繋がる。
食は栄養になり細胞をつくる。そこで大切になってくるのが土壌づくりだと久さんはいう。「カラダの中の〝土壌〟が整えば栄養の吸収率が高まります。きれいな土壌をつくるためには身体の中に知らず知らずに溜まってしまった毒素を排出する=デトックスがとても重要です。そのために、血液の流れをスムーズにすることが要となります。血管には動脈と静脈があり、動脈は酸素や栄養をカラダ中に配ります。一方で静脈は体内に溜まった毒素を回収し、静脈で回収しきれなかったものはリンパが回収するのです」。ここでいう毒素とは脂肪や摂り過ぎた栄養も含まれ、「それらを排出させることでカラダをフラットにして、きれいな土壌をつくりあげる。さらに血液の循環を促すことで栄養素の吸収効率がアップします」。
さらに美脚トレーナーでもある久さんは「足」のケアも必要だという。足は栄養や食と関係する?「もちろん、関係します。足はカラダの土台です。そこをケアすると全身の歪みがとれます。歪みがとれると血液の流れが良くなり、リンパの循環もスムーズになる。そして先ほどもお話しましたように、体の土壌が整い、口から入れたものの栄養素が効率的に吸収できる。逆に毒素が溜まっていたりカラダが歪んでいたら、いくら栄養価の高いものを食べても、ジムで頑張ってもいい効果はでません。このように、体内はすべて繋がっている。そのことをみなさんに意識してもらいたいと思っています」。
「まず誰もが、かんたんにできるケアとしては〝足首まわし〟。毎日お風呂の中で回すクセをつけてください。すると不思議なくらい足元が安定します。そしてむくみが改善され、足が軽くなり、体調が良くなります」。
カラダの内部は全て繋がっている。だから、ただ食事をする・ただ運動するだけではなく、全体の関係性を考えなくてはならない。しかし私たちは健康情報に弱い。それが簡単であるほどに飛びつきやすい。例えば “腸活がいい” となればみんな腸活一辺倒になる。「そこは気をつけたほうがいいですね。 もちろん、腸活を促す発酵食品はカラダにいいですが、ただそれだけでは効果的ではないということです。
サプリメントもそうですが、本当に自分に必要なものを見極めることが必要。流行に流されてはいけません」。
SNSを開けばダイエットや筋トレ、血圧や腰痛、栄養補助食品などの広告やがあふれている。ヤラセがどうかわからないステマ記事も多い。「これからの時代、高い情報リテラシーが必要になります。でもまずその前にいちど、自分の全てを見なおして、自分に必要な健康法を知ることです。そして体内はすべて繋がっていることを常に意識する。そこを忘れずに、そしていい食を忘れずに」。
“栄養は美味しい” “カラダの土壌を整える” “体内はつながっている”。久さんからでた3つのキーワードを大切にして、私をつくる食を楽しみたい。
Build healthy “soil” inside your body so nutrients can take.
Everything in the body—and in your health—is connected.
Food becomes nutrition, and nutrition builds your cells.That’s why, Hisashi says, preparing your inner “soil” is key.“When your body’s soil is healthy, you absorb nutrients better.To keep it clean, you need to detox—flush out built-up toxins like excess fats and nutrients.Smooth blood flow is essential: arteries deliver oxygen and nutrients, veins carry waste, and the lymph system clears what’s left.”She adds, “Detoxing resets the system and helps the body absorb nutrients more efficiently.”
Hisashi, also a “beautiful-leg” trainer, says foot care is essential.How are feet connected to nutrition? ““Completely,” she says. “Your feet are your foundation. Caring for them realigns the body. When your posture improves, blood flow improves, and so does lymphatic circulation, so nutrients can be absorbed more efficiently. But if toxins build up or your body is misaligned, even the healthiest meals or workouts won’t help. So everything in the body is interconnected, and I want people to truly understand that.” “As a simple first step, try rotating your ankles. Make it a habit—do it every day in the bath. You’ll be amazed how much more stable your footing becomes.Swelling goes down, your legs feel lighter, and your overall condition improves.”
Everything in the body is connected, so it’s not just about eating or exercising—you have to consider how all the parts relate to one another. Yet we’re easily swayed by simple advice. Say “gut health,” and suddenly it’s all anyone talks about. “We need to be cautious,” says Hisashi. “Fermented foods are great, but they’re not a cure-all. Same with supplements. You have to identify what you really need. Don’t get swept up in trends.”
Social media is flooded with ads for diets, workouts, miracle cures, and supplements—some of them stealth marketing in disguise. “In the future, media literacy will be essential,” says Hisashi. But first, we each need to take a deep look at ourselves—and figure out what health approach is right for us. And always remember: everything in the body is connected. Never forget that. And never forget the power of good food.”
“Nutrition is delicious.” “Prepare your inner soil.” “Everything inside is connected.” These three truths from Hisashi are worth holding close—as we enjoy the food that shapes us.

内くるぶしを押しながら
足首をゆっくり大きくまわすことで
全身のゆがみも改善でき、巡りもよくなります。

ふくらはぎ→膝裏→脚の付け根に向かって
血液もリンパも流すとむくみが改善。

指の第一関節までグッと入れることで
肩・首こりの解消に。小顔効果も!!
食と健康を考えていくと核酸に行き着いた。
Feature | 2025.5.24
食べて、細胞になり、そのもっと先は?核酸の働きについて聞いてみた。
食と健康の話を深掘りすると核酸に行き着く。核酸とは、遺伝子情報を保存するデオキシリボ核酸(DNA)とタンパク質の合成を指示するリボ核酸(RNA)の2つの生体分子を指す。これが生物の成長を促し、免疫システムを強化する。
久さんはこの核酸という栄養素を17年摂り続けているという。
「先ほどもお話しましたように、昔と比べて食材全般の栄養価が低くなっているため食事から摂取できる栄養素は不十分です。生活習慣病などを防ぐために栄養補助食品(サプリメント)は今の時代必須だと思います」。
カラダの土壌を整えるためにデトックスをし、そして必要な栄養素は補う。そうすることで本来人間の持つ自然治癒力・免疫力は爆上がりし、もし万が一体調が悪くなってもあたたかくして一晩よく休めば翌日にはスッキリ。薬を服用した際にも効きが早く回復までに時間がかからない身体になります。
核酸は体内ではできないのですか。「核酸は体内でつくられますが、加齢とともにその力は衰えていきます。20歳代の頃から下り坂ですね」。
核酸が減ったらどうなりますか。「核酸は間違った遺伝子情報をつくらないための栄養素です。遺伝子の情報が正しく複製されないと、そこから病気になることもあります」。
かなり根源的な栄養素ですね。「はい、私たちの身体には約37兆個の細胞があり、新陳代謝を繰り返し細胞は生まれ変わっています。その細胞の核の部分の栄養素が核酸なわけです。重要な栄養素だと思いませんか?」。
ガンにも関係すると聞きました。「そうです。様々な病気に関わりますが、なかでもガンが怖いですね。家族にガンの方がいらっしゃる場合は、早めに核酸を摂ってもらうのが良いかと思います」。核酸は飲めるのですか。「母乳にも含まれていて、粉ミルクにも入っています。核酸を飲むことで体内環境が整うといわれています。サケの白子を原料にした核酸なので、タンパク質やアミノ酸もたっぷりです。そして他の栄養素が効率的に吸収される面もあるので私は核酸とビタミンなどを合わせて飲むようにしています。」。
核酸を摂ってカラダの中の土壌を整え、正しい食を実践すれば、ウェルビーイングな日々がおくれそうだ。
Think deeply about food and health,
and you’ll eventually arrive at nucleic acids.
We eat, our food becomes cells—but what lies beyond that?
We asked about the role of nucleic acids.
hich stores genetic information, and RNA, which helps build proteins. Together, they fuel growth and support the immune system.
Hisashi says she’s been taking nucleic acids as a supplement for 17 years.
“As food today has lost much of its nutritional value, it’s hard to get enough from meals alone. To prevent lifestyle diseases, supplements are now essential.”
We detox to clear the body’s inner soil, then replenish what’s missing. This boosts natural healing and immunity—so even if you feel unwell, rest and warmth are often enough. Your body recovers faster, and even medicine works more effectively.
Can’t the body make its own nucleic acids? “Yes, but that ability declines with age—starting as early as your twenties.”
And if levels drop? “Nucleic acids help prevent genetic errors. When information isn’t copied correctly, it can lead to disease.”
Sounds like a fundamental nutrient. “Absolutely. Our bodies have about 37 trillion cells, constantly renewing through metabolism. And it’s nucleic acids that nourish their nuclei. Pretty important, right?”
Are nucleic acids linked to cancer too? “Yes. They’re tied to many conditions, but cancer is especially serious. If there’s a family history, it’s best to start taking them early.”
So can you take nucleic acids as a supplement? “They’re in breast milk and even added to infant formula. Taking them is said to help improve your body’s internal environment. The nucleic acid I take is derived from salmon milt, so it’s rich in proteins and amino acids too. It also helps your body absorb other nutrients more efficiently, so I take it together with vitamins and supplements.”
With nucleic acids, a clean inner soil, and mindful eating, we can move toward a more vibrant, well-being-centered life.

新陳代謝も免疫力もアップするのでエネルギッシュに!
『 いきいき核酸 LOCOMOTION PLUS 』
株式会社 エル・エスコーポレーション
東京都中央区日本橋人形町2丁目15-15-5F
[PR]ドライアイって目の病気?生活の質を高めるためにドライアイを治療する。
Feature | 2025.5.24

勅使川原 剛 先生
横浜市立大学眼科 臨床教授
医学博士MBA
所属学会:日本眼科学会、日本臨床眼科学会、
日本眼科手術学会、日本白内障屈折矯正学会等
小椋 久美子さん
三重の国観光大使
YONEX アドバイザリースタッフ
日本バドミントン協会広報部
北京オリンピックでバドミントン日本代表として5位入賞を果たしたダブルスペア「オグシオ」の小椋久美子さんは、選手時代からドライアイに関連する目の不調を抱えていた。
常に目に不安を感じている小椋氏が、多くのドライアイ疾患患者さまの治療を行う眼科専門医の勅使川原剛先生に症状や原因、治療方法についてお話を伺った。
『選手時代に目の不調を感じていた。』
小椋さん:
バドミントンの選手時代、目の不調に悩んでいました。コンタクトが浮いてくるとか、目がゴロゴロするという症状がありましたが、それがドライアイだという自覚がなく、花粉症や肌荒れなど体質のようなものだとずっと思っていて、あまり深く考えていませんでした。ドライアイって、そもそもどのようなものなのでしょうか?
勅使川原先生:
ドライアイは、涙の量が少なかったり、涙の成分に油分が足りていないために目の表面を均一に潤せなくなる病気です。涙は99%が水で1%が脂です。1%の脂があることで涙が蒸発しないようになっています。ドライアイになる原因は、エアコン、加齢、パソコンやスマートフォンの連続使用など、女性ですとアイメイクなども関係しています。食事面では魚好きよりも肉好きの人の方がなりやすいと言われています。
小椋さん:
ドライアイは病気なのですね。
勅使川原先生:
ドライアイは病気です。そのため日常生活に支障が出ます。また、放置しておくと目の表面の角膜に傷がつくこともあり、意外と厄介なことになるので、あまり軽く考えすぎない方が良いケースもあります。
小椋さん:
なぜドライアイで傷が付くのですか?
勅使川原先生:
涙は完全に水ではなく、少し粘り気がある柔らかいゼリーのようなもので、角膜を潤し目の表面を保護しています。その潤いがなくなると、角膜が直接外気に触れることになるので、角膜に傷がついてきて、目がゴロゴロするようになります。ひどくなると見え方にも影響が出てさらには視力も下がります。
小椋さん:
ドライアイで視力が落ちるのですね。
ドライアイが悪化するのは何が原因ですか?
勅使川原先生:
以前はドライアイの原因は、涙の量が少ないと考えられていました。ですが、そのような方は少数派で、実は脂を分泌しているマイボーム腺の機能の悪化が原因でドライアイになる方が非常に多いと最近わかってきました。ドライアイの約85%がマイボーム腺機能不全が関係していると言われています。マイボーム腺について解説しますと、上下の瞼にマイボーム腺が数十本あります。瞬きをする度にマイボーム腺から脂が分泌され角膜の表面を覆うことで蒸発を防ぎます。マイボーム腺の機能が悪くなると目が乾燥するようになるのです。
小椋さん:
マイボーム腺機能不全になる原因はありますか?
勅使川原先生:
原因は色々あります。女性でしたらアイメイクをしっかりと落とさないと、マイボーム腺の出口を塞いでしまい脂が分泌されなくなります。あと一番多いのは加齢です。加齢とともに脂の分泌が下がりますので、年齢を重ねるごとに乾きが強くなります。マイボーム腺機能不全を治療すれば、ドライアイの症状軽減に有効です。
小椋さん:
どのような治療ですか?
勅使川原先生:
2015年くらいからアメリカで IPL(Intense Pulsed Light)という光治療がマイボーム腺機能不全に有効であるとわかりました。IPL治療法とは、瞼の周りの皮膚にIPLという特殊な光を照射することで、油分が潤滑に流れるようにしたり、マイボーム腺の構造を正常化することを目的とした施術です。個人差はありますが、一般的には3週間から4週間に一回IPLを照射して、全4回で1クールです。全員ではないのですが、照射後にマイボーム腺の構造が正常化されました。IPLを始めた患者さんは一回目から症状の軽減を実感する方もいます。
『ドライアイかも?と感じたら専門眼科医へ相談。』
小椋さん:
歳を重ねるにつれて光が眩しいと感じるようになりまして、たまにですが、コンタクトを外した後に、涙が止まらなくなることもあります。ドライアイが原因なのかわかりませんが、最近目の不調を感じます。原因がわからないので、大丈夫かなと心配しています。
勅使川原先生:
診察しないとわからない部分も残されていますが、伺う限りでは小椋さんは典型的なドライアイの症状です。
小椋さん:
ドライアイかも?と思ったら、
病院に行って診断してもらった方が良いですか?
勅使川原先生:
ドライアイは、大きく分けると、涙が少ないタイプ、マイボーム腺の機能が悪いタイプ、オーバーラップしているタイプがあります。まずは眼科で検査しましょう。検査ではまずは涙の量を測り、顕微鏡を使って、涙が角膜の表面を均一に覆うことができているのか、マイボーム腺の出口から油分がしっかり出ているかを診て、マイボーム腺機能不全かどうかを診断します。
小椋さん:
診断してどのタイプかがわかると安心しますね。
勅使川原先生:
の病気ですので原因が特定できないと適切な治療ができません。診断するとそれに応じた治療が可能です。ドライアイの主な治療法としては「点眼治療」や目の表面に涙をためる「涙点プラグ」がありますし、マイボーム腺機能不全であれば「点眼治療」や「眼軟膏」「内服薬投与」に加え、先ほどお伝えしたIPL治療があります。
『早めの治療が生活向上のカギ。』
小椋さん:
視界がクリアに見えるようになりたいです。目の症状についてストレスがかなりあるので、そのストレスのない生活を送りたいと思います。
勅使川原先生:
小椋さんのような症状の人が本当に多いのです。痛みがひどいという患者さんもいます。ドライアイを防ぐためにはご自身でしていただける対策を日常生活で取り入れることも大切です。ドライアイであれば室内の湿度を十分にしたり、パソコン使用時には意識的にまばたきをするといったことがあります。マイボーム腺機能不全と診断された方であれば、瞼を温めたり、ベビーシャンプーを浸した綿棒でまつ毛の根元の内側あたりを清拭するなど、患者さん自身に毎日やっていただけるものもありますので、まずは試してみましょう。
小椋さん:
治療は早い方がいいですか?
勅使川原先生:
早い方がいいと思いますね。
小椋さん:
ドライアイは病気であることを認識し早く治療をはじめることが良いのだとわかりました。


撮影場所:WeWork神谷町トラストタワー