Vol.12「私はわたし 自分を知る」
Column|2026.8.20
Text_Yuko Hisashi
私はわたし 自分を知る
思っているほど、自分というものを知らない…そう感じたのはいくつの頃だろうか?
私は自分という人間をより知りたいと思い、してきたことを少し振り返ってみたいと思います。
そもそも自分が個性的かも…と思ったのは、小学生の頃かもしれない。三姉妹の末っ子として生まれ、しかも一番上の姉とは11歳、二番目の姉とは6歳離れている。そういう環境で育ったから年齢の割に大人びていた。そのせいか、多感な時期にこころを揺さぶられることが多々あったように思う。
大人の中で育ち、気づけはいつも背伸びをしている…こころと身体がアンバランスになり、ホルモンバランスが乱れたりした。
そんな中、こころや身体に興味を持ち、探求していくうちに「心身ともに強くなる」ことが私のテーマになったような気がしている。
そしてアメリカ ホームステイで激太り。何度もダイエットに失敗したことでわかったことは「情報」も大切かもしれないけど、自分の体を知る上で一番確実なのは「実践」。とにかく試してみる、いや、やってみないとわからないことだらけだということ。
そして「やってみたこと」だけが自分だけのストーリーになり、それで自分を深く知ることができ、独自性につながるのだと思うようになりました。
離婚を機に自分の人生の立て直しを考えたときに、縁あって学んだ人体学。身体のメカニズムを学ぶうちに人体にのめり込み、ボディメンテナンスセラピストとして独立し、数年後セルフケア本の執筆をすることになりました。果たして自分の頭にあることを活字にし、思いとともに綴れるのであろうかと不安もありましたが軌跡をたどっていくと自然と伝えたいことが溢れ、1冊、2冊、3冊…と計19冊を書き上げることができました。
忙しなく走り続けてきたけど、都度立ち止まって振り返ることで未来への理想や求めるものが明確になるはず…そう思い、ゆっくりと自分と向き合う時間を作り、内側から溢れ出る声を聞いてみる。ここ20年はその繰り返しだったような気がします。
自分と向き合う時間を通し、身体をも見直し、さらに心身のセルフマインドケアをする。
そしてセルフケア・ストレッチで身体の澱みや滞りをリセットしたら、また新たな自分を発見することができる。
また52歳を機に筋トレを始め、今までとは違う形で自分と向き合う時間ができ、ふと「自然体に勝るものはない」と思った。
私のテーマはやはり「心身ともに強くなること」で変わりないけど、これからは「ナチュラルに生きる」かも。自然体で自分を最大限に引き出すことこそこれからのテーマでは?と。
いやいや…それにしても「自然体で美しい」「ナチュラルに生きる」というのは難しい。
自分を知ろうとすると、理想と現実のギャップに気持ちが揺らいだりする。先のことを考えると不安になって、頭がフル回転し、眠れなくなったり、脳がオーバーヒート状態になる。今までの経験でもそうだったように、そうなるとわかっていても深呼吸して、鏡に映る自分に問いかけてみよう。
考え・苦悩を繰り返すことで自分のカラーや個性・ミッションを知ることができ、さらに素の自分に出会うことができるはず。すでに持っているたくさんの魅力を引き出すことで、美しく心地いい方向へ向かうための道筋が必ず見えてくるはず。
自分を知ることは、こころと身体に目を向けること、そして自分を磨き上げるプロセスになる。
普段は忘れているけど、ちょっとしたタイミングでこの問いかけをすることで私はわたしとオリジナリティを持った最強の自分になれると私は信じています。
I Am Who I Am: Knowing Myself
How old was I when I realized I didn’t know myself as well as I thought? Driven to understand who I truly am, I want to reflect on my journey.
Growing up as the youngest sister—with large age gaps—I was surrounded by adults and mature for my age. Constantly trying to act older threw my mind and body out of balance. As I explored this connection, “becoming strong in mind and body” became my life’s theme.
Later, gaining weight during a US homestay and failing many diets taught me that action is the best way to understand your body. You never know until you try. Only direct experiences become your unique story, deepening self-knowledge and individuality.
Facing a divorce led me to study human anatomy. I became an independent body maintenance therapist and eventually wrote self-care books. Though anxious about putting my thoughts into words, my experiences naturally overflowed, resulting in 19 published books.
Stopping to reflect amid a busy life clarifies future ideals. Listening to my inner voice has defined my last 20 years. By caring for my mind and body and resetting blockages through self-care, I discover a fresh self. Starting strength training at 52 led me to a new realization: nothing beats being natural. My theme remains “becoming strong,” but now includes “living naturally.”
Isn’t unlocking one’s full potential by staying true to oneself the ultimate goal? Yet, living naturally is surprisingly difficult. The gap between ideal and reality brings anxiety, racing thoughts, and mental burnout.
Even so, I take a deep breath and question myself in the mirror. Through this cycle of reflection and struggle, we uncover our true colors and meet our authentic selves. Embracing our existing charms reveals the path toward a comfortable, beautiful life.
Knowing yourself is the process of refining who you are. Asking this question periodically helps me stay authentically “me”—my strongest self.
久 優子|Hisashi Yuko

ボディメンテナンスサロン「美・Conscious」代表。
⼀般社団法⼈⽇本ホリスティックウェルネス協会 代表理事。
脚のパーツモデルを経て、ホリスティック医学第⼀⼈者である、帯準良⼀医師に師事。
予防医学健康美協会・⽇本リンパセラピスト協会・⽇本痩⾝医学協会・未病プラン協会で認定を受け講師として活動。
その後もさまざまな分野で独⾃の研究を重ね、現在のボディメンテナンスメソッドを確⽴。
著者:「1日3分!足首まわしで下半⾝がみるみるヤセる」(PHP研究所)「脚からみるみるやせる2週間レシピ」「押したら、やせた。」
「1⽇3分!さするだけで免疫⼒が上がるリンパマッサージ」(共に宝島社)、「下半⾝からみるみるやせるおうちダイエットBOOK」(講談社)など多数。
累計部数32万部になる。
未病対策・⾝体のメカニズムやリンバ&⾎液の流れを整えるセルフケアなどの講座も開催。
http:///www.instagram.com/yukohisashi



