カタルーニャの多彩な街が待っている!
Feature | 2026.6.24


バルセロナから少し足を延ばせば、カタルーニャの魅力はさらに豊かに広がっていく。
川沿いに中世の面影を残す街、海辺の文化が息づく町、
ピレネーの山あいに佇む村、ガウディの原点に触れられる都市。
少し移動するだけで、カタルーニャはまったく違う表情を見せてくれる。
ジローナ
川と石畳に、
中世の記憶が残る街。


4本の川が流れるジローナは、ローマ、アラブ、ユダヤの記憶が重なる歴史の街。旧市街の石畳を歩けば、大聖堂、城壁、ユダヤ人街が連なり、オニャル川沿いには色とりどりの家並みが映る。カタルーニャの奥行きを感じる、旅情あふれる一日へ。
パラフルジェイ
海辺の町に、
文学とコルクの記憶を訪ねる。


コスタ・ブラバの中央に位置するパラフルジェイ。作家ジュゼップ・プラゆかりの場所を巡るルート、かつて町を支えたコルク産業、点在する監視塔など、小さな町の歴史が今も残る。近くのフォルミゲス諸島は、ダイビングの名所としても知られる。
アルティエス
ピレネーの山懐に抱かれた、
静かなロマネスクの村。


アラン渓谷にあるアルティエスは、標高1,114メートルの山あいの村。背後には約3,000メートルの峰がそびえ、歴史地区にはロマネスク様式のサンタ・マリア教会が立つ。石造りの家並み、澄んだ川、雄大な山脈。カタルーニャのもうひとつの顔がここにある。
レウス
ガウディの原点と、
モデルニスモの美に出会う街。


レウスは、ガウディが生まれた街。中心部にはドメネク・イ・ムンタネーが手がけたカサ・ナバスをはじめ、モデルニスモ建築が点在する。ガウディセンター、劇場、広場、ベルモットの文化まで。歩くほどに、創造の気配が街角から立ち上がる。


『 多様性と持続性が、スペインの旅のキーワード。 』
スペインには、地方ごとにまったく異なる文化や表情があります。その多様性こそ、スペインらしさです。地中海に面した地域、内陸の町、山岳部、アラブやローマ、キリスト教文化などが重なった土地。独自の言葉があり、それぞれの食があり、人々の気質があります。スペインを旅する面白さは、その違いに出会えることにもあるのです。
明るく、人生を楽しむライフスタイルもスペインの魅力です。その暮らしを象徴するもののひとつが、バル文化です。
バルは暮らしの一部。朝はコーヒーとトルティージャ、昼食前にはアペリティフ、そして仕事帰りにも一杯。同じバルを一日に何度も使うこともあります。そこには近所の人がいて、友人がいて、ニュースや情報が行き交う。バルはスペインの社交場なのです。
そんなスペインに、日本からもたくさんの方がいらっしゃいます。スペイン大使館観光部は開設から50年以上、日本の旅行者を見つめてきました。
近年、増えているのは個人で旅を組み立てる方。列車で移動したり、レンタカーで小さな町を訪ねたり。そうした旅のなかで、これまで知られていなかったスペインの豊かさにも触れていただきたいと思っています。
バルセロナがあるカタルーニャは、地中海に面した開放的な土地。古くから商人が行き交い、人や情報、さまざまな文化が入ってきました。そのため新しいものを受け入れる気質があり、商業の力も強い。一方で、ガウディ、ダリ、ミロ、フェラン・アドリアのような、突出した才能も生まれてきました。
カタルーニャには「セニーとラウシャ」という言葉があります。「セニー」は合理的に考える力、「ラウシャ」は情熱や心の動き。その二つをあわせ持つことが、この土地の個性なのかもしれません。
いまスペインでは「スペイン観光政策2030」を設定。観光客と住民の双方が満足できる、持続可能な観光をめざしています。観光客が集中する場所だけではなく、まだ知られていない町や地域へ旅を広げていく。スペインには、そうした魅力がまだたくさん残されています。

スペイン大使館 観光参事官
エンリケ・ルイス氏


スペイン大使館
観光部公式サイト
